「総合学科高校」は、普通教育を主とする「普通科」、専門教育を主とする「専門学科」に並ぶものとして、平成6年度から第三
の学科として導入されたものです。
【総合学科で行われる教育の特色】
● 幅広い選択科目の中から生徒自身で科目を選択し学ぶことにより、生徒の個性を生かした主体的な学習を重視した教
育を行っています。
● 将来の職業選択を視野に入れた自己の進路への自覚を深めさせる学習を重視した教育を行っています。
【総合学科の4つの特徴】
1 総合学科は、普通科、専門学科(職業科)に続く、第三の学科として生まれました。「普通科は進学」、「専門学科
は就職」という固定的な考えにとらわれず、生徒の個性を生かす柔軟な教育を行う新しい学科です。
2 学ぶことの楽しさや意義を感じ生涯にわたって学習し続ける意欲や態度を育成すると同時に、将来の職業選択を視野
に入れた自己の進路への自覚を深めさせる学習を重視することから、普通科と比べて特色のある科目や学習ニーズにこ
たえる科目が多くあります。
3 生徒は、自分に合った進路の方向を考え、それを吟味するために多くの選択科目の中から希望する進路実現に必要と
する科目や、自分の興味に合った科目を選択し一人ひとり異なる時間割を作ります。
4 進路決定や科目選択を細やかに援助するために、都立の総合学科高校では、キャリアカウンセラーやアドバイザーを
おいています。
詳細は、文部科学省のホームページをご覧ください。
● 文部科学省 総合学科の今後の在り方について~個性と創造の時代に応える総合学科の充実方策~(報告)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/009/toushin/000101.htm
● 文部科学省 総合学科について
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kaikaku/seido/04033101.htm
● 考え抜く力(疑問を持ち、思考する力)
● 前へ踏み出す力(一歩前に踏み出し、失敗しても粘り強く取り組む力)
● チームで働く力(多様な人々とともに、目標に向けて努力する力)
「社会人基礎力」とは、平成12年2月経済産業省が、有識者による委員会にて、上記3つの能力からなる「職場や地域社
会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的学力」として定義しました。
本校では、産業社会と人間(1年次)、探求(2、3年次)や、各教科の授業、学校行事、部活動など、学校生活のさ
まざまな場面で社会人基礎力を養うことを目指します。
「産業社会と人間」は総合学科の原則必履修科目です。
自分の良さや適性を知り、学ぶことの意義を理解し、学習意欲を向上させます。具体的には、主体性とチームワークを重視した体
験学習や話し合いを通して社会を見つめ、自らの進路を意識した系列選択ができるようにします。
学習内容の一部
● 新入生キャンプ(5月)
● 学習成果発表会(3月)
学習の中から発見した疑問や課題を自らの研究テーマとし、調査・研究を通して解決に向けて取り組むことで課題解決能力を
高め、判断力や行動力を養います。
学習内容の一部
● 学習成果発表会(2年次:3月、3年次:12月)
※ 本校では、学年のことを年次と表しています。